「<現実>というゲームは、ゲームよりリアル」ドワンゴ社長の『ルールを変える思考法』から、現実を楽しむ術を学ぶ
こおろぎさんちの記事に触発されて、ドワンゴ社長の川上量生さんの『ルールを変える思考法』を読んでみた。
そこで、少し考えることがあったので記事にする。
<現実>というゲームは、ゲームよりリアル
筆者の川上さんは、ゲームが大好きだったが、一時期よりやめてしまったそう。
なぜかというと、「現実というゲームが、ゲームよりリアルだから」とのこと。
これは逆説的でおもしろいなと。
たしかに、ゲームはどんどん画質がよくなり、リアルになっていく方向に進んでいっている。が、リアルよりリアルなものはたしかにない。
ただ、最近のゲームと現実の違いはある。
(最近の)ゲームと現実の違いは、「ルールを作れるか否か」
最近の流行りはロールプレイングゲームだったり、ストーリーゲームのような、製作者のルールに従って、シナリオをただ進めるゲームが多い。
現実というゲームの本髄は、「ルールを作る側にまわれるか」だ。
ということで、筆者は一部のオンラインゲームやシュミレーションゲームを推奨している。
一例として挙がっていたのが、筆者がハマっていたGFTというゲームだ。
GFT(ゲームの名前)の世界にはいろんな星があり、宇宙船で行き来しながら貿易をしますが、星や港ごとに物資の値段が異なるように設定されています。
そのため、「安いところで買って、高いところで売る」という行為を繰り返してお金儲けをしていくことになります。
そうして楽しんでいるだけでもいいのですが、僕のやり方は違いました。
僕は「銀河タイムズ」という新聞みたいなものを発行して、情報自体を売り買いして遊んでいたのです。…
…オンラインゲームの醍醐味は、自分なりの勝ち方をみつけること。
「いかに情報を効率よく集めるか」がゲームの目的でしたが、そうしたゲーム自体の目的はどうでもよくなってしました。
それよりも、銀河タイムズを発行すること自体がおもしろくなっていたのです。
ルールを変えられる部分やタイミング、ルールが変わる瞬間を見極めること。
また、ルールを変えるという発想を持つことは、無用な戦いを避けるということに繋がる。同じ土俵で戦うと、必ず泥沼化していく。
複雑な現実だからこそ、戦略がシンプルにならざるを得ない
シンプルな戦略を貫き通せるかいなかが鍵だ。
筆者いわく、以下2プロセスが大事だという。
①ルールの確認と検証
②そこから最適解を探していく
たしかにゲームをやるときは確実にこのプロセスを踏むにもかかわらず、現実ではあまりやらない。
同じ思考で物事を捉えると、楽しく生きられそうと感じた。
参考にしてみてはいかがだろうか。