「性格を変えるには「考えることをやめること」」アドラー心理学に学ぶ「自分を変える方法」とは
性格を変えるコツについてまとめる。
以下本を参考に。
「性格を変えよう」は無駄
性格を変えるための方法については、この本の以下部分が非常に参考になる。
----「性格を変えよう」と強く決断すれば、性格は変えられるということですね。
そうなんだけど、正確に言うと、そうではない。
性格を変えるために必要な決断は、「性格を変えよう」という決断ではない…。
というのは、「変えよう」という決断は、今現在の性格から出てきているわけですから。
---ちょっとよくわからないのですが。
「性格を変えたい」という願望なり決断なりは、今現在の性格から出てきている決断で、
たとえて言えば、自分の髪の毛を引っ張って空へとぼうとしているみたいなものです。
だから、無理なんですね。
そうではなくて、「今の性格を保つのをやめよう」という決断をすることです。
「性格を変えないでおく努力をやめよう」という決断をするのだと言っても良い。
「今までの行動パターンを、とにかく捨てよう」という決断をするのだと言っても良い。
今までの常識を、たとえそれがどんなに正しいと思えても、いったん棚上げして、虚心坦懐に自体に対応してみようと決断すること。
この決断ができる人は変われるんですね。
性格を変えるには、考えないこと
浮かんでくる考えは、これまで何十年描けて培ってきた信念から生まれている。
今まで生きてきた人生の中で、自分や世界に対するルールみたいなものを刷り込んできている。
その信念から考えは生まれているので、ときに適切でない考えを生み出す。
幼少期に編み出したルールが、適切でない場合があるからだ。
また、自分のその信念体系には気づきづらい。
慣れ親しみすぎているからだ。
国の文化のようなもので、その国の人は当たり前にやっているけど、他の国の人からすると、「なんでそんなことをしてるんだ?」みたいな状態。
考えないで、ありのままを受け取る
起きた事象について、ありのまま受け取るというのが大事だ。
それが、性格を変える方法。
そして、どんなに正しくないと思っても、建設的に判断して行動してみること。
その行動がうまくいけば、簡単に信念は書き換えることができる。
ただし、やってみないことには、永遠に信念は書き換わらない。
性格は変えられる
どんなに変な性格に育ってしまっても、いつでも修正できる。
そのことを強調したいんです。
過去は現在を縛らない。書こなんか関係ない。今ここで何を決断し実行するかだけが、我々の往復への鍵なんです。
詳しくは、ぜひ本書を読んでみてほしい。