【書評】人はだれでも自分の気持や考えを表現できる権利がある ー by 『アサーション入門』平木 典子
「アサーション」について最近興味があります。
結構大事な概念(な気がする)ので、みなさんにお伝えする意味でも、記事書いてみようと思います。
どんな本
アサーションの第一人者である平木さんが、「アサーション」について概要を記した本です。
アサーションとは
アサーションとは、
一言には訳しにくいのですが、「自他尊重の自己表現」、言い換えれば「自分も相手も大切にする自己表現」という意味です。
自己表現方法は以下3つのタイプがあるといいます。
- 自己主張的
自分の感情や考えをわがままに表現する方法です。
例)親が子供をガミガミしつけてしまう
- 非自己主張的
自分の感情や考えを押し殺してしまう方法です。
例)友達の意見が違うと思っても、仲間はずれにされるのが怖くて伝えない
自己主張的と非自己主張的の中間にあるのが、アサーションです。
自分の考えは表現していい、という信念のもと、相手がうけとめやすく配慮した上で、自分の考えを表現する方法です。
気持ちは表現してもいい、というかしたほうがいい
なぜ表現していいのか?みたいに突き詰めるより、表現した方がいい理由、してもいい理由を考えていったほうが理解しやすいです。
自分の考えや感情を表現しないと、ストレスがたまります。
自分の考えを話さないと、人に理解してもらえません。人に理解してもらえないとストレスがたまります。
そもそも、人には表現の自由が認められています。
表現するのは、自由なんです。
ただ、相手が受け取りやすい形で渡す必要がある
もちろん、思ったことをそのまま発言するのでは大人ではありません。
相手が受け取りやすい形にしてあげる必要があります。
このあたりは別記事で書こうかと思います。