【書評】流れに乗らず、トラックに乗れ。 ー 秋元康の「川の流れ理論」とは? by 『企画脳』秋元康
先日こちらの本を読んで、少し思うところがあったので、記事書きます。
丸太理論とは
以下、本より抜粋。
僕には、川の流れ理論というのがある。
川に丸太が流れていて、それが現在の職場環境や自分の位置を表しているとする。
2メートル位先に丸太に乗った先輩がいて、自分が居て、後輩が2メートルくらい後にいる。川の流れは延々ずっと変わらない。
川の流れのままに一緒に流れていくつもりなら、そのまま身を任せるのが一番楽でいい。だが、その流れから一歩抜きん出ていく発想や企画を実現させていくためには、どうすればいいのか。
ここは一度根性を決めて丸太をとりだし、トラックに乗せて走ってから、新しい場所にあるたを流してやるしか無い。
それが、できるかどうか。
同じ川の流れの中でもがくのではなく、与えられた仕事のノルマをこなし、酒を飲みに行って変えるという日常のリズムから、どうやってはみ出すか。
「同じことをする」と楽
他人がやること、過去自分がやってきたことと同じことをすると、楽だ。
なぜなら、結果が良かろうと悪かろうと、予測しやすいから。
そして、思考をしなくていいから。
わざわざ問題としてとりあげないことで、棚上げできるから、楽。
人生、仕事、恋愛、すべてにおいて同様のことが言える。
小さな懸念を好奇心で乗り越える
一度流れから外れるのは、心理的ハードルが高い。
なぜなら、一度立ち止まることは明らかだから。
そして、外れた道も、うまくいくかわからない。
トラックに鍵がかかってないかもしれない。
トラックの乗り方がわからないかもしれない。
丸太が乗り切らないかもしれない。
その作ろうと思えば大量に作れる懸念たちを、「やってみたらおもしろいかも」という好奇心で乗り越えられるかどうか。
そこが重要。
「今までの過去」から「今までの未来」の流れから外れる
筆者は職場に置き換えているが、「自分」に置き換えても一緒だろう。
今までと違うやり方をコンスタントにトライできるかどうか。
トライできるかによって、未来の改善度合いが段違いに変わっていく。