人生イイカンジにする計画

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理想と現実を区別しろ! - アドラー心理学に学ぶ、理想の捉え方とは

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理想と現実のはざまで苦しんでいる人が多い。

 

  • 理想に達することができない自分
  • 理想的な夫じゃない自分の夫夫
  • 理想的な子供じゃない自分の子供

 

アドラー心理学に、「理想」をどう捉えればよいのか学んでみよう。

 

以下本を読んでみた。

 

本文引用

健康なパーソナリティーをつくる上で大切なことをさらに言うと、理想と現実をいつもはっきり区別しようということ。理想は現実には存在しないんです。

 

理想というものは、我々の頭の中に存在するだけで、実際に存在するのは、この目の前にはなを垂れているこの子だけなんです。ぐうたら亭主だけなんです。

 

この鼻垂れっ子とぐうたら亭主と、どう付き合うかが問題です。

 

大切なことは、どんな亭主か、どんな子どもか、ではない。与えられている亭主や子供とどう付き合うか、です。ところがみんなは亭主や子供を取り替えようとする。理想の夫、理想の妻というのは、早く忘れてくださいね。あれは不倫ですからね。理想の亭主と浮気しながら、現実の亭主と暮らせませんからね。

 

理想というのがはっきり自分の空想だとわかっていればいいんです。わかってればいいんですけど、そこから現実を引き算するようになるとよくない。

 

自分が理想の人間ではないんだから、相手にも理想の人間を求めないほうがフェアでしょう。

 

不完全な人間同士、どう付き合っていくか、これが我々人類の課題なんです。 

 

完璧主義が多すぎる

自分の周りを見ても、完璧主義の人は多い。それは当たり前なことだと思う。

 

なぜなら、学校教育で、完璧であることを絶えず求められてきたからだ。少しでもテストで間違えると減点される。あれをしてはいけない、これをしてはいけない‥。

 

このような過程で、完璧主義が完成する。

 

ただ、現実においては、100点満点など存在することのほうが珍しい。というか、存在しないと言ってもいい。

 

するとどうなるか。現実と理想の間でもがき苦しむ人間が続出する。

 

理想は空想だとはっきり認識する

理想を捨てるべきとは思わない。ただ、理想が空想であることを認識することは重要だ。

 

そして、達成できるかもしれないし、達成できないかもしれないものかもしれないという適切な距離感のもと、追い求めることだ。そうしなければ、もし達成できない時に絶えず自分を責めることになる。

 

自分を責めることは悲しい気持ちを生んでも、いいことはとくに何も生まない。ので、やめたほうが生産的だ。

 

 

与えられたものをどう使うか

理想から自分を引き算するようなると、自分のことも取り替えたくなる。でも取り替えられない。これは紛れもない事実で、そこに良い悪いは無い。

 

大事なのは、与えられた、自分というこの体、このパーソナリティをどううまく使っていくのか、という視点だ。